スペインの大麻事情
スペイン内の法律では、大麻の個人使用(1日5g迄)や栽培は許されています。
ただし、公共の場所で吸ったり、売買してはいけないという規制はある。
しかし、バルセロナ市内を歩いていると、
路上で大麻を吸いながら歩いている人もいれば、
バル(居酒屋)の灰皿にはマリファナを巻いた、
ジョイントまで残されている。
かなりいい加減な感じがするのが現状。
しかし、マリファナを日本人旅行者が簡単に入手できると思ったら大間違い。
スペイン人の大半は英語を理解していません。日本人が覚えている片言の英語だけでは通じないと思ったほうが良い。そのような状況でマリファナを入手するのは、現地に知り合いでもいない限り難しい。
オランダのアムステルダムとは違い、マリファナを公に販売することは法律で禁止されているのが難点でもある。
実際に、著者はランブラス通りの小道にある大麻種子や喫煙用具を売っているお店に、大麻を売って欲しいと交渉してみました。その結果、「NO!!」と厳しい顔で言われたくらいです。
公に売買が禁止されている以上、スペイン人に手当たり次第に声をかけない限りは難しい。
だから、何が何でも大麻を入手したい人は、バルセロナクラブ周辺の売人(プッシャー)に売って貰うか、スペインの売春婦と交渉してみる以外には、大麻入手のメドは立たないであろうことを予測します。
スペインで大麻を入手する方法
大麻をスペインで入手する方法をネットで調べてみた。その結果、カタルーニャとバスク地方に国から認可された、大麻クラブなるものがあると判明。大麻クラブの会員になれば、一日5グラムまでは使用・購入することができるという制度だ。会員になる方法は、大麻クラブ会員からの紹介を受けることでメンバーになれるというらしい。
つまり、大麻クラブに所属しているスペイン人と知り合いにならなくてはいけないのだ。かなりハードルが高く感じた。。
しかし、本件を取材している途中、3件目に訪れた喫煙具を販売しているお店で転機を迎えた。私は、片言のスペイン語で、「キュエロ・ウン・マリファナ」と店員に話しかけた。意味はマリファナが欲しいと言う意味である。やはり「NO!」と言うことを言われたが、諦めずに、「大麻クラブはどこにあるのか?」というような意味を身振り手振りで伝えてみた。何事も試してみるべきである。
そのやり取りを見ていた、お店の常連が大麻クラブの友人を紹介してくれるということになったのだ。その常連は、親切に携帯電話で大麻クラブの会員を店に呼んでくれたのである。本当に偶然と言うか、ラッキーな出来事だった。
待つこと15分程度。
お店の前に、気さくな黒人の男が現れた。名前はジョナサン。
彼は俺の目をしっかりと見て挨拶してきた。笑顔がとてもフレンドリーだった。そして、私を大麻クラブに招待すると言う。滅多にない体験なので、即OKのサイン。
「車で行くか?歩いていくか?」
彼は私が言語を全く理解していないことを察してくれた。彼のジェスチャーで言葉の意味が伝わる。ジョナサンの提示した選択肢に俺は歩いてゆくことを選択。
彼は俺に自己紹介しながら、歩を進め出した。
バルセロナの名所を案内しながら、オススメの撮影ポイントまでガイドしてくれる。
ジョナサンは5ヶ国語を話せるらしいのですが、やはり、日本語は苦手だと言う。しかし、「サムライの気」を非常に大切にしているのだということを話しだした。その瞬間、彼は、いきなり路上で指立て伏せを始めた。恐らくは、20回くらいは続けていたような気がする。周囲の目などは気にもしない。
俺は、彼の率直な言動と行動の一致に、彼に対して尊敬の心を抱くようになった。
「これから先には何が待っているんだろう?」
そんな期待感を演出してくれたからである。
ジョナサンと一緒に歩いて、30分くらいは経過したと思う。お互いに、言葉は通じなくても、気が通じ合ったのを確信した。
バルセロナの会員制コーヒーショップに潜入
ようやく、スペインの会員制コーヒーショップに着いた。ここは大麻クラブの会員が集うお店でもあるのだ。
インターホンで店員を呼び出す。この店は、会員以外には店内には入れない決まりだ。
ジョナサンは私を店に招き入れると、パスポートの提示を求めてきました。
会員になる方法は、会員からの紹介を受けると言う仕組みは先の述べた通り。ちなみに、ジョナサンは店のオーナーでもあるらしい。
しかし、俺はパスポートの原本をホテルに置いたままだった。とりあえず、スマホの画像にパスポートの写真を撮影しておいたので、その画像を提示してみた。
ジョナサンはお店の人に一生懸命説明している様子。どうやら、撮影したものではない、オリジナルのパスポートが必要らしい。しかし、事情を汲んでくれて、画像撮影のパスポートでも良いことになった。
初めて来るのであれば、パスポートの原本を持っていったほうが良いだろう。
店員は、私の顔と、パスポートの顔とを見比べている。その後に、お店のPCに情報を詳しく入力していた。会員情報の管理にはシビアな印象を受けた。
入会費は20ユーロ。そして、会員証を作成してくれた。これで、いつでも、コーヒーショップに入店できる権利を得ることができた。ちなみに、会員になれば、出入りは無料だ。
いよいよお店に入店することになる。
店内は、薄暗くて、キマリ部屋のような様相を呈していた。
ハイテンションで仲間と談話している連中。ソファーで寝転んだまま、店内の音楽に酔っている人。マリファナのジョイントを作成している人。自分のペースで、時間を忘れて、没頭できる空間でもある。
店内のカウンターには、お酒やジュース。そして、マリファナが販売されている。
カウンターの電子メニューには、サティバ (Sativa) と インディカ (Indica)に大別された、様々なブランド品種が販売されている。お馴染みの、ホワイトウィドー、スカンクなどはもちろん、カンナビスカップ受賞の最新作まで購入できる。
マリファナ1グラム 10~15ユーロ
ジョイント1本 6ユーロ
カウンターの店員に好きなブランド品種を伝える。会員証を提示すれば、1日に5Gまでは購入できる。そして、スペイン国内であれば、他人に販売しない限り、自由に所持して、使用できるのだ。
俺が訪れた、バルセロナのコーヒーショップはフェイスブックページもある。
場所はカタルーニャ広場から、歩いて15分くらいの場所にある。カタルーニャ音楽堂までタクシーで行けば、後は歩いて2分程度。
店名:StikyGreen
住所:sant pere mes alt 43 Barcelona, CT
しかし、紹介制なので、飛び込みで行っても、入店できない可能性もあります。もしも、行きたい人がいれば、私の会員証の原本画像を連絡先に送付します。その画像をスマホでコピーして、店員にこの会員から紹介を受けたと伝えると良いです。その場合は、パスポートの原本は絶対に必要なので忘れないで下さい。
現在は、面倒がある為、紹介を中断しています。本当に行きたい方は、近所のタバコ店の店員にクラブの紹介をお願いすると、紹介してくれるケースがあります。住所周辺を参考に探してみてください。StikyGreenのフェイスブックページの画像をコピペして店員に見せながら紹介をお願いすると良いです。また、違う大麻クラブを紹介してくれるケースもあります。数件のタバコ店で交渉すると、道は必ず開かれると思います。
カンナビスツアーを発見
新情報を追記します。バルセロナ市内で展開している超特殊なアクティブティーである【カンナビスツアー】なるものを発見。このクラブツアーをWEBで申し込むと28ユーロ(約3400円)でバルセロナ市内のコーヒーショップ3店舗が一年間行き放題。会員が運営するWEBサイトを経由して紹介、入会できる仕組みだ。
パスポート写真やその他必要事項を入力すると、WEB経由で会員証が発行、クラブの所在地がメールで案内されるようだ。
バルセロナの大麻クラブは、会員制のポリシーの下で運営されています。これは、これらのクラブへの招待がなければ、どのクラブにも参加するのは難しく、費用がかかることを意味します。ただし、心配する必要はありません。このWEBサイトはバルセロナの大麻クラブが運営してえおります。当WEBを経由することにより、バルセロナの最高の大麻クラブの会員になることができます。以下は、Heavenly Toursを通じて大麻クラブツアーへのアクセスを購入する方法に関する詳細なガイドです。
日本語訳を引用抜粋:https://cannabisclubtour.com/
私は上記サイトは利用したことはないが、スペイン内ではこうしたガイドツアーも見受けられたので面白いと思った次第。
まったく信じられないような驚愕なツアーだ(笑)
日本人が海外で大麻を使用することは違法
上述した通り、スペイン国内はルールに従った規定の範囲内で大麻を楽しむことは合法である。しかしながら、日本人がバルセロナの旅行先で大麻を楽しんだ場合はどうだろうか?結論から言えば、大麻の所持や譲り受けに該当するので大麻取締法に違法することになる。しかし、国内に持ち込まずに、合法の国で、その国の法律の範囲内での利用は、日本の警察権が及ばない為、罰則はないと言うのが現実的な状況である。
まとめ
著者は大麻クラブに招待してくれたジョナサンに感謝の気持ちでいっぱいだった。見ず知らずの日本人に親切にしてくれて、おまけに、コーヒーショップを出た後に、美味しいパエリアの店まで連れていってくれたのである。彼との出会いは、バルセロナの旅の中でも非常に貴重な体験でした。言葉が通じなくても、気心で通じ合う。世界は繋がっていると実感できました。
当WEBサイトは知的好奇心を満たす為のレポートです。
日本人が海外でマリファナ(大麻)を所持、使用することは日本国の法律では違反になります。
くれぐれも、所持、使用はしないようにお願い致します。